本講座は成年後見制度を気軽に学べ、身近に感じてもらえる機会として、テーマを変えながら全2回開催しました。昨今の成年後見制度への関心の高まりを受けて、いずれも定員を超える参加者(第1回は67名、第2回は42名の方々)にご来場いただきました。
第1回(11月4日)は、 「みんなで学ぼう!成年後見制度」と題し、弁護士 及森善弘氏より成年後見制度の基本や申立から選任までの流れなどを、第2回(11月11日)は「任意後見制度って何だろう?」
と題し、司法書士 及川繁氏、同 佐藤昌江氏より任意後見制度の意義や、契約から任意後見監督人選任までの流れなどについて、それぞれ事例を用いながら、わかりやすい説明がなされました。
さらに、それぞれの講演後には、講師の他、社会福祉士、行政書士、社会保険労務士、市民後見人等による「情報コーナー」を設け、簡易な質問対応や各専門職の活動や相談窓口等の情報提供も実施しました。
来場された方々からは、「講師の話の内容が大変分かりやすく、配布資料に相談先の紹介もあり良かった」、「成年後見人は弁護士等だけではなく、親族(身内)でもなれることが分かった」、「具体的な事例が参考になった」、「市民後見人になってみたい」、「このような機会があって大変良かった」など、多くの好評の声を頂戴しました。
市民のための成年後見基礎講座の様子